
コンクールジェルコートFって歯が白くなるの?
SNSで話題のハミガキ「コンクール ジェルコートF」。「歯が白くなる」という噂もあり気になっていたところ、偶然にも歯科関係者の知人から勧められたため、早速試してみました。
結論から申し上げますと、ジェルコートFは直接的に歯を漂白する成分を含有していません。歯自体を白くする効果はありませんが、歯の表面の汚れを落とし、本来の白さに近づけることは期待できます。使用後の歯はツルツルになり、その結果として白く見える、というのがより正確な理解です。一般的に、ハミガキ粉だけで歯のホワイトニング効果を得ることは難しいと言えるでしょう。
この記事では、登録販売者の資格を持つ筆者が、コンクール ジェルコートFの成分や効果、実際に使用した感想、そしてメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
- コンクール ジェルコートFの成分と効果
- コンクール ジェルコートFの使い方
- コンクール ジェルコートFの口コミ
- コンクール ジェルコートFのメリット・デメリット
目次
ConCool(コンクール)ジェルコートFの主な成分

はたしてコンクール ジェルコートFには、歯を白くする成分が入っているのでしょうか?
ラベルを見ると成分はこのようになっています。見づらいかも知れませんが、気になる成分に赤線を引いてみました。
気になる成分の効果は以下のとおりです。
ポリリン酸Na
コンクールジェルコートFで歯が白くなると言われる理由として効果があるのが、ポリリン酸Naという成分です。
ポリリン酸Naは、歯のホワイトニング剤によく含まれている成分で、歯の表面の着色(ステイン)を落とす働きがあります。
また、歯の表面をコーティングし、新たな汚れの付着を防ぐ効果も期待できます。これにより、歯本来の白さを保ち、口内を清潔に保つことができます。
ただしポリリン酸Naには歯自体を白くすることはできないため、「歯が白くなる」というのは、あくまでも表面の汚れが除去されたことによるホワイトニング効果になります。
フッ化ナトリウム
フッ化ナトリウムは、ハミガキに含まれる虫歯予防成分です。
歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい性質に変えることで、虫歯の発生と進行を抑えます。また、初期の虫歯であれば、再石灰化を促して修復する効果も期待できます。日常的にフッ化ナトリウム配合のハミガキを使うことで、健康な歯を維持することができます。
歯医者さんでも最後の仕上げに塗ってくれることが多いですよね。
塩酸クロルヘキシジン
塩酸クロルヘキシジンは、ハミガキに配合される殺菌成分です。
細菌の細胞膜を破壊し、虫歯や歯周病の原因となる細菌の増殖を抑える効果があります。プラークの形成を阻害し、歯肉炎や口臭の予防にも役立ちます。そのため、コンクールジェルコートFを使っている人の中には「口の中が朝起きた時もスッキリしている」と言われる方が多いですね。
ただし、まれにアレルギー反応や歯の着色を引き起こす可能性があるため、使用上の注意を守ることが大切です。歯科医師や薬剤師に相談し、適切な使用方法を確認しましょう。
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ConCool(コンクール)ジェルコートFの効果
コンクールジェルコートFの主な効果です。
ホワイトニング効果
コンクール ジェルコートFは、直接的に歯を漂白する成分は含んでいません。
しかし、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を浮かせて除去する効果のある成分が含まれています。これにより、歯本来の自然な白さに近づけることができます。
また、歯の表面を滑らかにする効果もあるため、新たな汚れの付着を防ぎ、白さを維持するサポートをします。継続使用することで、歯のくすみが軽減され、明るい印象になることが期待できます。
「歯が白くなる」とSNSで話題になるのは、このような効果によるものです。
歯周病予防に効果
コンクール ジェルコートFには、殺菌成分である塩酸クロルヘキシジンが配合されています。この成分は、歯周病の主な原因菌である歯周病菌の増殖を抑制する効果があります。ブラッシングと併用することで、歯周プラークの形成を抑え、歯肉炎や歯周病の進行を防ぐことが期待できます。
また、抗炎症作用も報告されており、歯ぐきの腫れや出血を和らげる効果も期待できます。健康な歯ぐきを保つことは、歯周病予防において非常に重要であり、ジェルコートFはそのための有効な手段の一つとなります。
口臭予防に効果
コンクール ジェルコートFに含まれる殺菌成分の塩酸クロルヘキシジンは、口臭の原因となる口腔内の細菌を減少させる効果があります。
舌苔や歯周ポケットなどに潜む細菌が産生する揮発性硫黄化合物などが口臭の主な原因ですが、ジェルコートFはこれらの細菌の活動を抑制し、口臭の発生を抑えます。
また、爽やかな香味も口臭を一時的にマスキングする効果があります。口腔内を清潔に保つことで、持続的な口臭予防効果が期待でき、息を爽やかに保つサポートをします。
ConCool(コンクール)ジェルコートFの使い方
使い方には、「通常のハミガキ剤」として使う方法と「フッ素コート剤」として使う2通りあります。
①通常のハミガキ剤として使う方法

コンクール ジェルコートFは、歯ブラシに適量(約2cm位)をつけ、歯と歯ぐきを丁寧にブラッシングします。フッ素が再石灰化を促し、歯の表面の汚れを落とすことで、歯本来の白さに近づけます。ブラッシング後、うがいは数回します。
②歯磨き後フッ素コート剤として使う方法
歯磨き後、清潔な歯ブラシにジェルコートFを再度適量を取り、歯全体と歯間、歯周ポケットに優しく行き渡らせるように丁寧にブラッシングしましょう。その後、有効成分を口腔内に留めるため、水で軽く1回だけうがいをします。
これにより、塩酸クロルヘキシジンの殺菌効果で虫歯や歯周病の原因菌を抑制し、フッ素による再石灰化促進と合わせて、より効果的に口腔内を清潔に保ち、虫歯を予防することができます。
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ConCool(コンクール)ジェルコートFの口コミ
コンクールジェルコートFは歯が白くなるのか、筆者が実際に使用した感想と、他の方の口コミをまとめました。
コンクールジェルコートFの使用感
コンクールジェルコートFを実際に使用してみた筆者の感想は以下のとおりです。
- 泡立たないので口の中が泡でいっぱいにならず1本1本磨きやすい
- 以前より歯茎が腫れなくなった
- 歯がツルツルになり白くなったように見える
- ミントの味が強過ぎずスッキリとした磨き上がり
泡立たないタイプのハミガキは初めてでしたが、ジェルコートFは非常に磨きやすいと感じました。従来の泡立つハミガキは、泡でお口の中が満たされてしまい、磨いた気になっても実際には磨き残しがあったかもしれません。しかし、ジェルコートFは泡立ちが少ないため、歯の一本一本を丁寧に、しっかりと磨くことができます。
以前は磨き残しが原因で歯茎が痛むこともありましたが、ジェルコートFを使用し始めてからは、今のところ歯茎の腫れは見られません。
また、使用後の歯の表面が以前よりもツルツルになり、自然なツヤが出たように感じています。このツヤ感も、歯が明るく、白く見える一因になっているのかもしれません。丁寧に磨けることと、使用後の爽快感が気に入っています。
ConCool(コンクール)ジェルコートFの他の口コミ
他の方のクチコミでも、ジェルコートFはホワイトニング効果よりも殺菌作用を実感する方が多い印象です。
\ ジェルコートF /
— 就実大学薬学部附属薬局(しゅうじつ薬局) (@shujitsu_pharma) March 3, 2023
ムシ歯・歯周病の予防におすすめ!
ジェルコートFに含まれる殺菌成分が原因となる細菌を殺菌し、ムシ歯・歯周病のリスクを排除します。またジェル状の歯みがき剤なので、ジェルが細かいすき間に浸透し、薬効成分が隅々まで行き届きます。#薬局 #おすすめ #歯みがき剤 #ムシ歯予防 pic.twitter.com/NXxcMEbHOT
今日は歯医者の定期検診に。特に異常なく歯石だけお掃除してもらいました。
— 渡辺葉一 @クラファンキュレーター/古民家コワーキングスペース運営 (@hitoha_w) January 21, 2023
もともとエナメル質が薄く、子どもの頃は、虫歯に悩まされましたが、ジェルコートfというフッ素配合の歯磨き剤を使用してからはピタリとなくなりました。
同じ悩みの人には、ぜひ使ってほしいです。(副作用とかは不明です) pic.twitter.com/kyrGvbfk7x
【∵】<デンタルケアに歯医者お勧めされたもの(歯磨き粉→チェックアップスタンダード 歯周病&虫歯予防→ジェルコートF&コンクールF フロス→オーラルケア製)使い始めるようになってからは歯の調子が良くなり、体調も気持ち良くなったので…頭と近い距離に居て神経が通ってる歯は大事ですな。
— Stellar Rairen/星の雷煉 (@sisui_Rairen) July 7, 2023
ConCool(コンクール)ジェルコートFのメリット・デメリット
コンクールのメリットとデメリットをまとめてみました。
ジェルコートFのデメリット
まずはジェルコートFのデメリットから紹介します。
- 値段が一般的なハミガキより若干高い
- 泡立たないので物足りなく感じることも
- 2通りの使い方をすると量が減るのが早い
コンクール ジェルコートFは、一般的な歯磨き粉と比較するとやや高価に感じられますが、その高い虫歯予防効果を考慮すれば、十分に価値があると言えるでしょう。少しでもお得に購入したい場合は、まとめ買いを利用することで、ドラッグストアなどよりも安価に入手できることがあります。
また、通常の歯磨きと、フッ素コーティングとしての使用を両方行うと、減りが早く感じるかもしれません。その場合は、例えばコーティングとしての使用は就寝前のみにするなど、使用頻度を調整することで、より長く使い続けることができるでしょう。効果とコストのバランスを考えながら、賢く活用するのがおすすめです。
ジェルコートFのメリット
次はジェルコートFのメリットを紹介します。
- 泡が立たないので磨きやすい
- 1本で2つの使い方ができる
- 歯がツルツルになる
- 研磨剤不使用なので歯に優しい
私自身は、多少価格が高くても、それに見合う効果をジェルコートFに感じています。そのため、まとめ買いなどの工夫を凝らし、価格を抑えながら継続して使用しています。
また、口コミでは知覚過敏への効果も多く見られますが、ジェルコートFは研磨剤が無配合であるため、歯のエナメル質を傷つける心配がなく、歯に優しい点も魅力です。メリットがデメリットを上回ると感じているため、今後も使い続けていきたいと考えています。
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コンクール ジェルコートFは歯が白くなるまとめ
ジェルコートFは、ブラッシングのしやすさと歯への優しさを両立しながら、高い殺菌力で虫歯や歯周病を効果的に予防できる点が魅力です。今のところ大きなデメリットは見当たりませんが、強いて挙げれば、一般的なハミガキ剤と比較してやや価格が高いこと、そして泡立つタイプを好む方には物足りなく感じるかもしれません。
しかし、1回の使用量が少量で済む上、通常の歯磨きとフッ素コーティングの2通りの使い方ができるため、その価格設定には納得できます。私自身は、泡立たないため丁寧に磨ける点が気に入っています。また、妊婦さんやうがいができる小さなお子さんでも使用できるので、家族みんなで使えるのも嬉しいポイントです。
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