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【2024年】沖縄の伝統行事ハーリーの歴史と沖縄を代表する2大ハーリー

沖縄のハーリー

沖縄の海の伝統行事といえばハーリーですよね。

漁港がある海の町ではハーリーを行うところが多い沖縄ですが、中でも有名なのが那覇ハーリー糸満ハーレーです。

ちなみに今年の那覇ハーリーと糸満ハーレーの日程は以下のとおりです。

■那覇ハーリー:2024年5月3日(金)~5日(日)

■糸満ハーレー:2024年6月9日(日)

今回は沖縄の伝統行事ハーリーの歴史や、那覇と糸満の2大ハーリーを紹介したいと思います。

この記事で分かること

■沖縄のハーリーについて

■沖縄のハーリーの歴史

■那覇ハーリーについて

■糸満ハーリーについて

ももと
ももと

この記事は沖縄移住生活13年、沖縄への旅行回数30回以上のももとが書いています。

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沖縄のハーリーとは

沖縄のハーリー
ハーリー

ハーリーとは、海の神様に航海安全や豊漁祈願をするための行事です。

サバニと呼ばれる十数人乗りくらいの手漕ぎの船で競争をするので、地元の方だけでなく移住者や観光客でも見ていて楽しめる行事となっています。

サバニ
サバニ

海に関する行事なので、海人(うみんちゅ・漁師)の町糸満はもちろん、漁港があるところではハーリーをやるところが多いですよ。

ハーリーは、旧暦の5月4日(2024年は6月9日)に行われますが、地域によっては旧暦5月4日前後の週末に実施するところもあります。

ただし、那覇ハーリーだけは、旧暦でなく新暦の5月3~5日に行われ、これは伝統行事でもありますが、ゴールデンウィークのイベント的要素が強いためです。

また、那覇ハーリーで使われる船もサバニではなく、数十名乗れる大きな爬竜船(ドラゴンボートのようなもの)で行います。

ももと
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旧暦5月4日のことをユッカヌヒー(四日の日)と言うよ

【ユッカヌヒーとは】

昔の沖縄では旧暦5月4日に、子供の成長を願っておもちゃをあげたり、ポーポーやチンビンなどのおやつを作る習慣がありました。現代のこどもの日に当たります。

ハーリーの歴史

ハーリーの起源は諸説ありますが、中国から伝わったとされています。

14世紀頃、南山王の汪応祖(おうおうそ・わんおうそ)は、若い時に中国に留学していました。そこで爬竜船競漕が行われているのを見て、後に南山の王となり沖縄でハーリーを始めたと言われています。

豊見城城址は汪応祖が築城した城ですが、現在そこがハーリー発祥の地となっており石碑もあります。

琉球王国時代には、首里城の龍潭池で爬竜船競漕をして中国からの冊封使をもてなしたという記録も残っています。

このことからハーリーは琉球王国にとって重要な行事であることが分かり、王国から各地へ広まったとされています。

廃藩置県とともに琉球王国が消滅するとハーリーは禁止されましたが、後に地域で復活するものの戦争で再び途絶え、戦後各地で復活していき現在に至ります。

ももと
ももと

何度も途絶えたけど復活して良かった~

沖縄の2大ハーリー

それでは沖縄で最も有名なハーリー、那覇ハーリーと糸満ハーレーを紹介します。

那覇ハーリー

那覇ハーリーの爬竜船
那覇ハーリーの爬竜船

先ほども少し触れましたが、那覇ハーリーは沖縄県内最大規模です。

伝統行事というよりはイベントと言う感じで、屋台のお店もたくさんあり、ステージでは様々な催し物が行われています。

一日中楽しめるイベントとなっているので、那覇ハーリーを目当てに来る観光客も多いです。

那覇ハーリーでは、2日目に一般の人でも体験乗船できる日が設けてあるので、爬竜船に乗ってみたいと言う方は、早めに行って受付をしてくださいね

ももと
ももと

ももとも以前に乗ったことあるよ

那覇ハーリー体験乗船
那覇ハーリー体験乗船

また、3日目最終日には御願バーリーと本バーリーが行われ、盛り上がりはピークに達します。

夜には花火も打ち上げられますよ。

那覇ハーリーでは駐車場がないので、近隣駐車場を利用することになりますが、ゴールデンウィーク中ということもあって、すぐにいっぱいになってしまいます。

バスでも行けますが、最寄りのバス停からでも10分くらい歩かないといけないので、私は少し離れた駐車場に車を停めて、そこからタクシーで行っていましたよ。

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私も以前、空港近くの駐車場を予約したことがありますが、事前予約していると駐車場が空いてなくて探し回る心配がなかったので、安心して利用できました。

しかも有人の駐車場よりかなりお安く利用できたので、旅行中ずっと停めていてもあまり負担にならなかったのが嬉しかったです。

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那覇ハーリー詳細

■開催日:2024年5月3日(金)~5日(日)

■開催場所:那覇港新港埠頭

■駐車場:なし(近隣駐車場利用)

糸満ハーレー

糸満ハーレーは、海人のまち糸満市の糸満漁港で行われるハーレーで、那覇ハーリーのようにイベント化しておらず、神事を重んじる伝統的なハーレーです。

さすが漁業のまちを代表する糸満ということもあって、糸満ハーレーの開催日は、平日であっても旧暦5月4日を厳密に守り抜いています。

糸満ではハーレーの行われる一週間前になると、高台にある山巓毛(さんてぃんもう)で午前5時にハーレー鉦(かね)を打ち鳴らし、ハーレーが開催されることを人々に知らせます。

山巓毛
山巓毛

ハーレーの行われる旧暦5月4日と言えば、通常新暦では6月半ば頃になります。この頃になると沖縄ではそろそろ梅雨明けですよね。

なので、沖縄では昔から「ハーレー鉦が鳴ると梅雨が明ける」と言われています。

ところで、「ハーリー」と「ハーレー」、両方の呼び方があるのですが、沖縄県内では一般的に「ハーリー」と呼ばれていますよね。

ですが、糸満は伝統を重んじて本来の呼び名の「ハーレー」を使用しているそうです。

ももと
ももと

石垣島では海神祭と呼んでる人が多かったよ

糸満ハーレーでは、3つのムラ(西村・中村・新島)に分かれて勝負を競い合います

山巓毛で御願(うがん・お祈り)を終えると、港へ向かってハーレー舟の出発の合図の旗が振り下ろされます。

これが最初のレース、御願バーレー開始の合図です。

またこれら3つのムラ以外にも、門中(ムンチュー)ハーレー職域ハーレーなど、3つのムラの人でなくても参加できるレースもあります。

ももと
ももと

ももとは職場で職域ハーレーに出たよ

その他、アヒル取り競争など飛び入りで参加できるイベントもあるので、観光客でも参加できますよ。

糸満ハーレーのクライマックスは、アガイスーブと呼ばれる最終レース。

2150mの長距離を漕ぐため、各ムラの体力も技術もある青年たちを集めて競い合います。

決着がつくと各ムラの参加者は、字糸満の集落内の祭祀を行っている祝女殿内(ヌンドゥンチ)へ行き、ハーレー歌を奉納します。

御願で始まり、御願で終わる」と言われる糸満ハーレーは、祈りを捧げて終わりになるのです。

糸満ハーレー詳細

■開催日:2024年6月9日(日)

■開催場所:糸満漁港

■駐車場:臨時駐車場あり

沖縄のハーリーまとめ

今回は、沖縄を代表し対照的でもある那覇ハーリーと糸満ハーレーを紹介しました。

機会があれば、ぜひこの2つのハーリーの違いを感じてほしいです。

また、今回紹介した2大ハーリー以外にも、てんぷらが有名な奥島のハーリーも有名ですよね。

これ以外の地域でも、漁港がある町では開催されているところが多いので、ぜひ一度はハーリーを見て沖縄の伝統に触れてみてくださいね(^^

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2 COMMENTS

アバター のん

こんにちわ~。ここ最近ひんやりな熊本ですよね。
先週まで暑いくらいだったからホント着るもの困ります・・。

ももとさん、次回はいつ沖縄入り予定?
今年のGWはかなり混み混みでしょうね~。レンタカーもばか高いし・・。
ハーリー、本物まだ見たことないんですが、迫力ありますよね!
今年からやっと通常開催のようですね。
私はまだ未定なのですが、7月位には行きたいなぁ~( *´艸`)
夏になると台風の心配も出てくるし、暑すぎますもんね。

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ももと

のんさん、こんにちは~(^^
ホント最近寒いですよね。
ひざ掛けをまた出してきて使ってます。。

次回の沖縄は私もまだ決まってませんよ~
夏は暑いので海に入る予定がなければ行かないかもです(^^;
6月下旬から7月上旬の梅雨明け頃はわりと安いし、
天気も安定してることが多いですよね(^^
台風は来ないことを祈るしかないですね(^^;

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