
沖縄って洗濯物を外に干してもパリッと乾かない。なんか湿った感じがするよ~
「沖縄の洗濯物は乾かない」と聞いたことはありませんか?そう、実は沖縄の湿度の高さは、洗濯物と切っても切れない関係にあります。
特に梅雨の時期は、外に干しても全く乾かず、部屋干しすると嫌な匂いがこもりがち…。せっかくの沖縄生活も、こんなちょっとしたストレスで気分が下がってしまいますよね。
でも大丈夫です!今回は、一年中続く沖縄の湿気問題に立ち向かい、洗濯物をカラッと乾かすための解決策と、本当に使える便利アイテムを4つご紹介します。もう、洗濯物に悩む日々とはサヨナラしましょう!
- 沖縄で洗濯物が乾かない理由
- 日照時間と降水量の沖縄と全国の違い
- 沖縄のベランダとコインランドリーについて
- 沖縄で洗濯物を乾かす便利グッズ

この記事は単身沖縄移住し、沖縄生活13年間のももとが書いています。
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目次
洗濯物が乾かない理由と沖縄あるある

- 圧倒的な湿度の高さ
- 沖縄県の日照時間は意外と短い
- 沖縄県の降水量は多い
- 沖縄の住宅はベランダの奥行きが広い
- 沖縄はコインランドリーが多い
圧倒的な湿度の高さ
沖縄は四方を海に囲まれており、年間を通して湿度が非常に高いのが特徴です。特に梅雨の時期になると、湿度が80%を超えることも珍しくありません。
洗濯物が乾くのは、衣類から水分が蒸発して空気中に移動するからです。しかし、すでに空気中に大量の水分(湿気)が含まれているため、洗濯物から水分が蒸発しにくくなります。これが、洗濯物が乾かない最大の理由です。
沖縄県の日照時間は意外と短い

沖縄で洗濯物が乾かないのは日照時間が意外と少ないことが関係しています。
沖縄は夏の太陽のイメージがありますが、2022年の年間日照時間は、沖縄県はなんと47位の最下位ですよ。全国平均と比べてみても、沖縄の日照時間は少ないのが分かります。これは、沖縄が亜熱帯海洋性気候に属していることに起因します。
周囲を暖かい海に囲まれており、湿った空気が常に流れ込んでいるため、雲や雨が発生しやすく、一年を通して曇りや雨の日が多くなります。特に冬場は、北東からの冷たい風と温かい海風がぶつかることで雲が発達しやすいため、日照時間が極端に短くなります。加えて、急なスコール(にわか雨)も頻繁に発生し、晴れ間が続かないことも日照時間の少なさの一因です。
順位 | 都道府県 | 日照時間(単位:時間) |
---|---|---|
1位 | 大阪府 | 2320 |
2位 | 兵庫県 | 2310 |
全国平均 | 2047 | |
47位 | 沖縄県 | 1589 |
沖縄県の降水量は多い
沖縄県の20222年の年間降水量は、全国1位の多さです。
沖縄県は年間降水量が全国的に多い地域です。これは亜熱帯海洋性気候に属するため、気温が高く、海からの湿った空気が常に流れ込んでいることに加え、沖縄近海で発生・発達する梅雨前線や台風の影響を強く受けるからです。
特に5月から6月の梅雨期と、8月から9月の台風シーズンには集中的に大雨が降ることが多く、これが年間降水量を押し上げる主な要因となっています。
日照時間の短さと降水量の多さに加えて湿度の高さもあり、沖縄では洗濯物の外干しは乾きづらいのです。
順位 | 都道府県 | 降水量(単位:mm) |
---|---|---|
1位 | 沖縄県 | 2997 |
2位 | 静岡県 | 2967 |
全国平均 | 1550 |
沖縄の住宅はベランダの奥行きが広い

沖縄に住むようになった人の中には、アパートのベランダが本土より広いと感じたことがあるのではないでしょうか?
ワンルームのようなコンパクトな部屋でも、ベランダだけは奥行きがかなり広い物件が多いです。この設計は、強い日差しを遮るため、という理由がよく挙げられます。
しかし、実際に住んでみると、別の理由も考えられます。沖縄は突然の雨が多いこと、そして洗濯機をベランダに置く物件が多いことも、この設計に関係しているかもしれません。
「沖縄の天気予報は当たらない」とよく言われますが、晴れ予報でも突然スコールが降るのは日常茶飯事です。奥行きが広いベランダなら、洗濯物が雨で濡れるのを防ぐのに役立ちますね。
沖縄はコインランドリーが多い

沖縄では、コインランドリーの店舗をよく見かけます。
近年、日本本土でもおしゃれなコインランドリーが増えていますが、沖縄では流行る前から多くの店舗がありました。昔ながらの店舗も多く、気候的に洗濯物が乾きにくいことから、昔から需要があったようです。
また、布団を洗える大型の洗濯機や乾燥機を置くコインランドリーの先駆けとなった「フトン巻きのジロー」も沖縄発祥です。本土出身の創業者が沖縄の高温多湿な気候に着目し、自宅で布団を干すのが難しいというニーズに応える形で事業を始めたそうです。
このように、沖縄ではコインランドリー文化が深く根付いています。洗濯物がなかなか乾かない時には、コインランドリーを上手に活用するのもおすすめです。
沖縄で洗濯物を乾かすアイテム4選

沖縄で素早く洗濯物を乾かすのに便利なアイテムを紹介します。
- 乾燥機
- 除湿機
- 布団乾燥機
- 扇風機やサーキュレーター
乾燥機や乾燥機付き洗濯機

乾燥機や乾燥機付き洗濯機は、洗濯物を干す手間が省けて非常に便利ですよね。でも、沖縄では購入前に注意が必要です。
なぜなら、アパートなどの住宅では、洗濯機をベランダに置く物件が多いからです。また、室内に洗濯機置き場がある場合でも、スペースが限られていて乾燥機付き洗濯機のような大型のものが置けないケースもよく聞きます。
そのため、乾燥機付き洗濯機を買う際は、設置場所のサイズを事前にしっかり測ってから購入するようにしましょう。

ももとの友達2人も乾燥機付洗濯機が室内置き場に収まらなかったと言ってたよ
除湿機
除湿機は、沖縄の生活では必須アイテムではないでしょうか。
わが家でも愛用していました。持ち運びもできるので、部屋間の移動も簡単でとても重宝します。日中仕事で家を空けることが多かったため、洗濯物は基本的に部屋に干し、除湿機をかけていました。
特に梅雨の時期など、湿度が高い日には部屋全体の除湿にも使えるので、一年を通して活躍してくれるアイテムです。
\わが家もシャープです/
布団乾燥機

以前にもご紹介しましたが、石垣島に住んでいた頃は、ある事情から外に布団を干すことができず、布団乾燥機が必須アイテムでした。
また、沖縄本島でも、「かたぶい」と呼ばれるスコール(通り雨)がいつ降るかわからないため、なかなか安心して布団を外に干せません。
ちなみに、私は布団乾燥機を使う際、生乾きの洗濯物も布団と一緒に中に入れて乾かしていました。これが意外と便利でおすすめです。

扇風機やサーキュレーター

扇風機は、洗濯物を乾かすのに欠かせないアイテムです。
扇風機自体には除湿効果はないため、除湿機やエアコンと併用するのがおすすめです。風を当てることで、洗濯物が効率よく早く乾きます。
沖縄では一人暮らしでも、扇風機を複数台持っているとより便利ですよ。
沖縄の洗濯物は乾かないまとめ
電気代が高騰している今、洗濯物はできるだけ屋外で乾かしたいものです。しかし、沖縄では晴れた日に外干ししても、なかなかカラッと乾かないのが実情です。
これは、沖縄特有の高い湿度と、海からの潮風の影響によるものです。湿った状態が続くと、洗濯物から嫌な生乾き臭が発生してしまいます。
生乾き臭を防ぐには、洗濯物を短時間で乾かすことが重要です。大量の洗濯物がある時はコインランドリーを利用するのも一つの方法です。家の中では、エアコンを使っている時に扇風機を併用するなど、乾きやすい環境を工夫しましょう。
沖縄の気候に合った対策をすることで、より快適な生活を送ることができますよ。