こんにちは~、ももとです。
今回は、沖縄の冬至についてのお話です。

2022年の冬至は、12月22日だね
沖縄では冬至のことをトゥンジーと言います。
沖縄では行事のひとつとして行われており、冬至の料理というのもちゃんとあるんですよ。
内地でもかぼちゃを食べたりしますよね。
沖縄移住者にとったら、冬至なんてあまり気にしないかも知れませんが、沖縄のことを理解する上でも、行事を知っておいて損はありませんよ(^^
ちなみに、旧暦で行事が行われることの多い沖縄ですが、冬至は旧暦ではなく二十四節気で、全国と同じ日になります。

沖縄の冬至って内地と違うの?

料理とか全然違うよ~
これまでも、沖縄の行事については過去の記事で小出しにしてきましたが、今回は冬至にスポットを当てたいと思います。

・沖縄移住を考えている人
・沖縄移住したばかりの人
・沖縄に興味がある人
全国的な冬至とは
そもそも冬至とは、一般的に知られているのは「一年で一番日が短い日」で、ゆず湯に入ったりかぼちゃを食べたりする日ですよね。
1年を24等分して季節を表す「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつです。
昔、冬至は、昼間の時間が一番短いと言うことで「死に一番近い日」とされ恐れられてきました。
一方、この日を境に日がどんどん長くなって行く節目の日でもあります。
太陽の力が一番弱まる冬至に、かぼちゃや小豆を食べて栄養を摂り、ゆず湯に入ると風邪をひかないと言い伝えられてきました。
沖縄のトゥンジー(冬至)とは

沖縄でも冬至の意味合いは、全国と同じく健康祈願や、日が長くなっていく節目の日(陽へ転じる日)となっています。
全国版の冬至との違いは、なんと言っても料理と慣習ですね。
先程も書きましたが、内地ではかぼちゃを食べてゆず湯に入る日ですが、沖縄ではジューシー(炊き込みごはん)を作り、ヒヌカン(火の神)や仏壇にお供えして食べるのです。
冬至の日に食べるジューシーをトゥンジージューシーと言います。

ちなみに、ヒヌカンは仏壇があるような家であれば大抵あるはずです。
火の神様なので台所の火の近くに香炉などを設置してあります。
そのため、沖縄の住宅はキッチンにヒヌカンスペースを取ってあるおうちもありますよね。
内地の神棚みたいな感じですが、神棚以上に生活に密着しています。
話が逸れましたが、沖縄では冬至にジューシーを作りますが、実はジューシーには2種類あります。
炊き込みごはんのようなジューシーと、雑炊タイプのジューシー(ボロボロジューシーとも言います)です。

ボロボロは柔らかいと言う意味だよ

炊き込みごはんタイプは何て言うの?

クファ(硬い)ジューシーだよ

これまで行事に登場するジューシーの、私のイメージはこんな感じでした。
・冬至:トゥンジージューシーは雑炊タイプ
・旧盆のウンケーの日:ウンケージューシーは炊き込みごはんタイプ

この認識が正しいのか、ジューシーの違いを少し調べてみました。
やはり冬至では、昔は雑炊タイプのジューシーで、田芋(ターンム)を入れて作っていたそうです。
田芋はサトイモを大きくしたような芋で、沖縄では子孫繁栄の意味があり縁起のいい食べ物なのです。

現在のトゥンジージューシーは、炊き込みごはんタイプが増えてきているので、田芋はジューシーとは別で料理する場合もあるようです。
また、炊き込みごはんタイプに田芋を入れて作ったりなんてのもあるみたいですよ。
今は簡単にジューシーが作れる「ジューシーの素」が浸透しているので、炊き込みごはんタイプが増えているのかもしれませんね(^^

ももとはイカ墨ジューシーが好き
まとめ
・トゥンジージューシーを作る
・田芋が使われる
・ヒヌカンと仏壇にお供えする
・家族の健康祈願や子孫繁栄を願う
沖縄のスーパーや市場に行くと、時期によって行事にちなんだ食べ物が売っていたりしますよね。
冬至が近くなると、ジューシーがあちらこちらで売られているので、食べ比べるのも楽しいかもしれませんね。
沖縄で冬至を過ごされる方は、移住者の方でも沖縄風の冬至の過ごし方をしてみてはどうでしょうか?(^^
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