首里城といえば沖縄を代表する観光名所ですが、ご存知のとおり2019年10月の大火災により正殿を含む貴重な施設が焼失してしまいましたよね。
同じ年の年末には中国で新型コロナが発生し全世界に広まり、沖縄の観光は首里城を失って傷心しているところに、さらに大打撃を受けました。
そんな状況で3年半が経ちましたが、今の首里城ってどうなってるのか気になりませんか?
首里城は2026年の完成を目標にしていますが、それまで何も見れないのかというと、そんなことはありません!
正殿がなくても首里城公園はちゃんと楽しめますよ(^^
今回は、首里城公園の中でも正殿のあった有料区域の様子(2023年4月現在)を紹介します。

ももとはお城が燃えてからも6回行ったよ
〇現在の首里城について
〇現在の首里城公園有料区域の様子
〇首里城公園へのアクセス方法
目次
首里城の現在と入れる区域
首里城の現在は、2026年の再建完成を目標に復元工事中です。
「工事中じゃ見れないの?」かというと、そんなことはありません。
首里城は、かつて熊本地震で被害を受けた「熊本城の見せる復興」を参考に、首里城も再建される過程を見学できるようになっています。
なので、これまで有料区域にあった正殿は復元工事の進捗状況が分かるようになっているし、焼失を免れた施設ももちろん見れます。
また、有料区域には、見学しやすいようにスロープやお土産屋、ちょっとした資料が展示してある休憩所などが新たに設置されていました。

入場料は焼失前より少しお安くなってるよ
一方、無料区域は火災の被害はなかったので、これまでと変わらず見学することが可能です。


沖縄の首里城とは
首里城は、沖縄県那覇市にある現在は沖縄の代表的な観光名所であり、沖縄の歴史・文化を象徴する城でもあります。
450年続いた琉球王国の政治や外交、文化の中心であり、また国王やその家族が居住していました。
今回2019年の火災で焼失しましたが、実はこの首里城、過去にも波乱万丈な歴史を辿っています。
火災で焼失したのも、王国時代に3回、沖縄戦で4度目の火災に遭い、その度に再建してきた首里城でした。

今回は5度目の火災なんだね
また、廃藩置県により琉球王国が沖縄県になったあとは旧日本軍の駐屯地として使われ、沖縄戦で全焼したのちには琉球大学のキャンパスが建てられています。
その後1992年に元の場所に再建され、2000年には首里城跡が世界遺産に登録されました。
首里城公園 現在の有料区域の様子
それでは、現在の有料区域の主な施設を紹介します。
入場料金
有料区域への入場チケットは、有料区域ゲート手前の「下之御庭(しちゃぬうなー)」にある販売所で購入できます。
この日は行列を作るほど混んではいませんでしたが、日本語の分からない外国人のグループがいて、販売所に人だかりができていました(^^;
大人:400円
高校生:300円
小・中学生:160円
※6歳未満は無料
\並ばずに首里城のチケットが買えます/
有料区域入口
チケットを購入し、中に入ると首里城がドーンっと!

って、工事中の建物の壁に描かれた首里城です(^^;
本来であれば入口のゲートくぐると、このように首里城が見えたんですね。ちょっぴり切なくなりました。
そして、見学しやすいようにこのようなスロープが作られています。

首里城正殿再建の様子
先ほど首里城の絵が描かれていた壁は、首里城正殿を再建するための素屋根の壁です。

素屋根とは建設中の建物を雨風から守るために覆っている仮設の建物だよ
素屋根は大きな倉庫のような感じで、壁の一部がガラス張りになっているので、私たちは中の様子を見学することができます。

素屋根の中は、主に以下の3つのエリアに分かれています。
〇原寸場:実物大の図面を描く
〇木材倉庫:木材を保管する
〇加工場:木材を加工する
私たちが行った時には中で作業をしている人はいませんでしたが、秋頃からこの中で正殿の再建が開始され、建物の中にも見学スペースが設けられる予定とのことです。
ミュージアムショップ球陽(お土産屋)
火災前、首里城北殿にあったお土産屋「ミュージアムショップ球陽」も、このように形を変えて復活していました。
こちらの建物は、女官居室(にょかんきょしつ)と言って王国時代首里城で働いていた女官たちの居室なのですが、現在はミュージアムショップ球陽として営業しています。

中には首里城公園でしか買えないグッズがたくさんあります。

これまで普通のボールペンはありましたが、フリクションは新登場ですね。

最近は御朱印ではなく御城印というのもあるんですね!


中で食べられる軽食で、沖縄で人気のポークおにぎりが売られていましたよ。
首里城復興展示室
首里城復興展示室も新設されていた施設です。
有料区域なので、中の展示物についてはここでは紹介を控えますが、首里城復元に関する資料が展示されて、再建の詳細を知ることができます。

こちらの展示室、出入り口が一箇所な上に狭いので、個人的には入口と出口を分けたら良かったのにな~と思いました(^^;
私が入ろうとした時に、中から団体客が出てきてだいぶ待たされました。
これから観光客がもっと増えるのに大丈夫かなと余計な心配をしています。笑
白銀門(はくぎんもん)
白銀門は、東のアザナ下方にある内郭石積みに接して造られた石門です。
白銀門を通り、上に登って後ろを振り返ると、建設中の首里城の素屋根が見えました。

寝廟殿(しんびょうでん)
寝廟殿跡は、国王が亡くなった時に一時的に霊柩を安置する神聖な場所と考えられています。
白銀門をくぐると寝廟殿があります。

階段上の砂利のように見える場所には、当時はサンゴが敷き詰められていたと言う説もあります。
東のアザナ(あがりのあざな)
東のアザナは、「西(いり)のアザナ」に対して、城郭の東側に築かれた物見台で、標高140mの位置にあります。

要するに東側の見張り台だね

こちらも通路が狭くなっているので、すれ違うのがちょっと大変です(^^;
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首里城公園へのアクセス
ゆいレール
首里城公園の場所は、ゆいレール首里駅から徒歩約15分で守礼門に着きます。
この徒歩15分って、真夏の沖縄だと歩くにはちょっと厳しい距離です(>_<)
暑い季節に歩いて行かれる方は、帽子や日傘など暑さ対策をしてから出かけてくださいね。
車・レンタカー
首里城公園は大きな地下駐車場を完備しているので、車で行くのがおすすめです。
ただし混み合う時期は駐車場もいっぱいになってしまうので、朝イチなど早めの時間帯がいいですね。

駐車場は午前8時から開いてるよ
【首里城駐車料金(3時間まで)】
〇小型車:400円
〇大型車:1200円
※料金は令和5年5月8日に改定されました
路線バス
首里城へは路線バスでも行けますが、沖縄のバスって乗り慣れてないと難しいかもしれません(^^;
路線バスなら首里城下町線(7番・8番)が、那覇の市街地やおもろまちから首里へ行けるので便利です。
首里城前バス停で下車して徒歩1分で守礼門到着です。

首里城下町線は夜に乗ると首里の高台から見下ろす夜景が綺麗だよ
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首里城公園の詳細情報
・住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
・電話:098-886-2020
・営業時間:下記のとおり
・定休日:7月の第1水曜日とその翌日(令和5年度は通常営業)
・駐車場:あり(3時間以内 小型車400円)
・公式HP:首里城公園公式HP

首里城まとめ
実は首里城についての記事は、ずっと「いつか書いてみたい」と思っていましたが、大好き過ぎて恐れ多く長らく書けずにいました。
ブログを始めて一年。
一応一年間修業してきたからいいよねってことで書いてみましたが、紹介したいことがあり過ぎて、とてもひとつの記事に収まりきらなかったので、今回は有料区域についての記事になりました。
私は首里城が焼失してからも6回行きましたが、首里城はその度に違った姿を見せてくれます。
復興途中の首里城は、完成してからでは見れないものなので、皆さんもぜひ今の首里城を見てみてくださいね(^^♪
最後まで読んでいただきありがとうございます。クリックしていただけると励みになります(^^
ももとさん、こんにちわ~♪
私も首里城大好きで沖縄入りすると必ず行く場所です(*’▽’)金城の石畳とセットで。
雰囲気が良くて何度行っても飽きないって不思議ですよね~。
完全復旧今から楽しみですね(*^-^*)
しばらくは行く予定ないのですが、インバウンドでどこでも人だらけでしょうね”(-“”-)”
ももとさん、夏のご予定はたてられてますか?
のんさん、こんにちは(^^♪
のんさんも首里城よく行かれるんですね!いいですよね~♪
石畳はいつも行きたいと思ってるのですが、
首里城だけで時間切れになってしまいあまり行けてないです(^^;
次回は行ってみますね。
夏は実家に行ったりするので、沖縄は行けなさそうです。。
もう少し涼しくなってからがいいですかね~
秋頃に行けたらいいな(^^♪