2019年の火災で焼失してしまった首里城。
現在再建工事中のため、残念ながらあの鮮やかな正殿を見ることはできません。
では、人気の観光地である首里城公園に行っても意味がないのかというと、そうではありません。
焼失してしまったのは正殿を含む有料エリアの話です。(有料エリアも再建中の正殿やその他の施設を見学できます)

無料エリアは火災の被害がなかったのでこれまでとおり楽しむことができますよ。
前回は無料エリアの門がたくさんある「守礼門から正殿まで」を紹介しましたが、今回はそれ以外の正殿周辺の無料施設について紹介します。
〇首里城の無料区域で楽しめる場所
〇首里城のパワースポット
〇首里城で一番の展望スポット
〇首里城の休憩所やお土産屋について
\有料エリアへは事前予約がオススメ/
目次
首里城 無料エリア 正殿周辺施設の見どころ
首里城公園の無料エリアはとても広く、2つに分けて紹介していますが、今回は無料で見れる正殿周辺の主な施設を紹介します。
【正殿周辺の主な施設】
1.京の内
2.西のアザナ
3.淑順門
4.右掖門
5.久慶門
6.レストセンター首里森館

前回13個紹介したけど、まだ6個もあるよ~

首里城 無料エリア 正殿周辺施設 おすすめスポット6選
それでは、首里城公園内の正殿周辺にある無料のおすすめスポットを紹介します。
1.京の内(きょうのうち)

京の内は、下之御庭の南側に隣接した森のような場所(もともと森でした)で、「公園だから植物が生えてる場所なのかな」と思い見落としがちですが、ここはかなりのパワースポットです。
京の内は首里城発祥の地とも言われており、王国最高位の神女である聞得大君(きこえおおきみ)や、その下の女祭司の大アムシラレなどが、様々な祭祀を行った信仰儀式の場でした。
京の内の「京」には「神の霊力」の意味があり「神の霊力のある聖域」ということになります。
京の内の中に入ると、首里城公園内の明るい雰囲気から切り離され、今でも独特の雰囲気が醸し出され別世界に来たような感覚になります。


2.西のアザナ(いりのあざな)

西のアザナは、城郭の西側、標高130mにある物見台です。以前紹介した有料エリアには東のアザナがありましたね。
現在は展望台になっており、那覇の街と天気のいい日は海の向こうに慶良間諸島まで見渡せます。

王国時代には、慶良間で上がった狼煙(のろし)を西のアザナで確認していたと言われています。
東のアザナより広々しており、県内の有名な夜景スポットのひとつです。
夜景を見るなら日没の早い冬がおすすめです。(夏だと20時頃まで明るい時もあります)

夕日も綺麗だよ
3.淑順門(しゅくじゅんもん)

淑順門は、御内原に入る門で、別名「みもの御門(うじょう)」「うなか御門(うじょう)」と言います。
御内原(うーちばる)とは、正殿を境にした東側(正殿の裏側)の一帯にあり、国王やその親族の私的な場所でありました。
女官と呼ばれる多くの女性たちが働いている場所でもあり、いわゆる琉球版「大奥」のような場所でした。
淑順門は、女性職員専用エリアへの通用口のような門だったのですね。
現在は有料エリアを出る最初の門になっています。
4.右掖門(うえきもん)

右掖門は、淑順門を出て左側すぐのところにあります。
こちらも王国時代は御内原へ入る通用門で、淑順門へ入る前の門になります。
別名「寄内御門(よすふぃちうじょう)」と呼ばれていました。
5.久慶門(きゅうけいもん)

久慶門も通用門のひとつであり、有料エリア出口から右掖門をくぐり150mくらい下った場所にあり、門を出ると城郭の外になります。
現在は、見学順路の関係で出口最後の門となっていますが、王国時代当時は首里城で働いていた役人たちが常に出入りしていた門になります。
歓会門が正門なのに対して、久慶門は裏門入口といった感じでしょうか。
沖縄戦で破壊されましたが、復元は1983年(昭和58年)と、首里城正殿(1992年・平成4年)よりも早い段階で復元されました。
別名は「ほこり御門(うじょう)」と言います

雨の日の石畳は滑るので気をつけて下りてね
6.レストセンター首里森館(すいむいかん)

首里森館は、首里城公園を見学して、ほとんどの人が最後に戻ってくる場所になります。
なぜならこちらの地下が駐車場になっているからです。
首里森館は、首里城公園のインフォメーションセンターで、中には以下の施設があります。
【1階】
・レストラン首里森
・カフェ龍樋(休憩所)
・ショップ紅型(お土産屋)
・情報展示室
・案内カウンター
【地下1階】
・ショップ紅型(お土産屋)
・総合案内所
・駐車場
【地下2階】
・駐車場
この中から私がいつも利用する場所を紹介します。
カフェ龍樋(無料休憩所)

カフェ龍樋は無料の休憩スペースです。
併設されている売店のドリンクやアイスは有料ですが、椅子とテーブルは自由に使用できます。


ムーチーが売ってるね!
暑かったので龍樋サンデーをいただきました。バニラアイスの中にサーターアンダギーと砕いたちんすこうが入っています。

首里城公園を一通り回ると、アップダウンも多いので結構疲れます。
暑い時にはなおさらで、ここで涼んでから駐車場に戻ります。
ショップ紅型(お土産屋)

ショップ紅型はお土産屋さんです。1階と地下1階にもあり、1階の方が規模が大きなお店となっています。
有料エリアにもお土産屋さんがありましたが、こちら無料エリアでも首里城オリジナルグッズをはじめとする、様々な沖縄土産を買うことができます。


万国津梁の鐘ってマニアック過ぎる。笑

ここでは紹介しきれない首里城でしか買えないオリジナル商品がたくさんあり、あれもこれも欲しくなります。
\有料エリアへは事前予約がオススメ/
首里城公園詳細情報
・住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
・電話:098-886-2020
・営業時間:下記のとおり
・定休日:7月の第1水曜日とその翌日(令和5年度は通常営業)
・駐車場:あり(3時間以内 小型車400円)
・公式HP:首里城公園公式HP

まとめ
首里城公園の無料エリア、見どころ満載なので2回に分けて紹介しました。
現在正殿が見れないのは残念ですが、無料エリアだけでも充分楽しめます。
観光客はもちろんですが、首里城は県内の方にもぜひ訪れて欲しい場所です。
沖縄に住んでるといつでも見れるからと言って、一度も行ったことないという方も結構います。
私は以前に沖縄の友人を首里城に連れていったのですが、お城が燃えたあとに友人から
「あの時案内してもらったのが初めてだったけど行っておいて良かった」と言われました。
県内に住んでいてもいつでも見れるわけではないということが分かったそうです(^^;
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