
石垣島の泡盛のランキングってどんなだろう?実際に飲んだ人の感想が知りたい。
沖縄県石垣島の豊かな自然と伝統が育む「泡盛」。石垣島には個性豊かな6つの酒造所があり、それぞれ独自の味わいを持つ銘柄を贅沢にラインナップしています。
しかし、「種類が多すぎてどれを買えばいいか分からない」「泡盛はクセが強そうで選ぶのが怖い」と悩んでいませんか?
この記事では、泡盛マイスターの筆者が、石垣島で絶対に味わってほしい泡盛をランキング形式で徹底解説!初心者向けの飲みやすい銘柄から、お土産に喜ばれる幻の逸品まで、選び方のコツと合わせてご紹介します。
- 石垣島の泡盛酒造について
- 石垣島でおすすめの泡盛について
- 石垣島の泡盛の味の特徴について
この記事は泡盛酒造での勤務経験もある泡盛マイスターのももとが書いています
石垣島の酒造と島の泡盛の特徴3つ
石垣島にある泡盛酒造
石垣島には6つの泡盛酒造があります。
- 請福酒造
- 八重泉酒造
- 仲間酒造
- 玉那覇酒造所
- 高嶺酒造所
- 池原酒造所
石垣島の泡盛の特徴3つ
沖縄本島とは一味違う、石垣島の泡盛ならではの魅力を3つにまとめました。
- 島内に「6つの個性的な酒造所」がひしめく 石垣島という限られた広さの中に、6つの酒造所が存在します。それぞれの酒造所が独自のこだわりを持っており、狭いエリアでこれほど多様な味を飲み比べられるのは石垣島ならではの贅沢です。
- 伝統的な「直火釜蒸留(じかびがまじょうりゅう)」 沖縄本島では近代的なボイラー蒸留が主流ですが、石垣島では今でも多くの酒造所が「直火釜」で直接火をあてて蒸留しています。これにより、お米の香ばしさや力強いコクが引き立つ、昔ながらの泡盛の旨味が残ります。
- 流通量が少なく「幻の銘柄」が生まれやすい 石垣島で造られる泡盛の多くは、地元(島内)で消費されます。県外や本島に出回らないレアな銘柄が多く、お土産としての価値が非常に高いのも特徴です。
失敗しない!石垣島の泡盛を選ぶ3つの基準
購入後に「強すぎて飲めなかった」「思っていた味と違った」という失敗を防ぐため、以下の3つの視点で選んでみてください。
① 初心者は「度数25度」や「リキュール・イムゲー」から
泡盛の基本は30度ですが、慣れていない方は25度に抑えられたスッキリ系の銘柄や、泡盛のルーツである伝統酒「イムゲー」を選ぶと、お米や素材の甘みを飲みやすく楽しめます。
② ツウな味わいや高級感を求めるなら「古酒(クース)」
3年以上熟成させた泡盛を「古酒」と呼びます。角が取れてまろやかになり、バニラのような甘い香りが漂うため、ロックやストレートでじっくり味わいたい方や、目上の方への贈り物に最適です。
③ 石垣島らしさを味わうなら「原料」に注目
タイ米を使うのが一般的な泡盛ですが、最近では「石垣島産ひとめぼれ」を100%使用した地産地消の泡盛も登場しています。よりフルーティーで穏やかな味わいを楽しめます。
石垣島の泡盛ランキングTOP10

泡盛マイスターが「味わい」「希少価値」「お土産としての満足度」を総合的に評価したおすすめランキングです。
泡盛の味の感想は、全てストレートで飲んだ場合のだよ
| 順位 | 銘柄名(度数) | 酒造所名 | 特徴・味わいのタイプ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 宮之鶴 30度 | 仲間酒造 | 濃厚・骨太・入手困難 | 泡盛ツウ、レアなお土産を探している方 |
| 2位 | 直火請福 30度 | 請福酒造 | 香ばしい・万能・定番 | 居酒屋の味を楽しみたい方、炭酸割り好き |
| 3位 | 島うらら 25度 | 八重泉酒造 | フルーティー・まろやか | 初心者、女性、飲みやすさ重視の方 |
| 4位 | ビンテージ 30度 | 請福酒造 | コク深い・上品な古酒 | 高級感のあるギフト、濃厚な料理と合わせたい方 |
| 5位 | 八重泉 30度 | 八重泉酒造 | ほのかな甘み・キレ | 地元の定番をコスパ良く飲みたい方 |
| 6位 | IMUGE. 25度 | 請福酒造 | 芋と黒糖の甘み(幻の伝統酒) | 泡盛が苦手な方、新しいお酒に挑戦したい方 |
| 7位 | 八重泉樽貯蔵 43度 | 八重泉酒造 | 洋酒風・オークの香り | ウイスキーやブランデーが好きな方 |
| 8位 | 玉の露 30度 | 玉那覇酒造所 | ドライ・伝統的・すっきり | 昔ながらの硬派な泡盛が好きな方 |
| 9位 | 於茂登 30度 | 高嶺酒造所 | 辛口・みずみずしい香り | 川平湾観光のお土産、キリッとした辛口好き |
| 10位 | 白百合 30度 | 池原酒造所 | 超個性派・独特の風味 | クセの強いお酒が好きな方、唯一無二の味 |
第1位:宮之鶴30度(仲間酒造)

仲間酒造は1948年の創業からずっと家族経営の小さな酒造で、請福酒造の裏側に位置しています。
造っている泡盛も「宮之鶴」1銘柄だけで、伝統の製法を守り続けている酒造になります。宮之鶴は数多く生産できないことから、県外に出まわることがほとんどないため、泡波と並ぶ幻の泡盛と言われています。
泡盛通の間では泡波より人気だよ
ダシのようなコクのある特徴的な香りと、力強く骨太な味わいと旨味がクセになる泡盛です。
石垣島以外ではほとんどお目にかかることがないので、石垣島に行った際にはぜひ飲んでおきたいおすすめの泡盛です。
第2位:直火請福30度(請福酒造)

請福酒造は、石垣島を代表する泡盛酒造です。1949年に石垣市新川で「漢那酒屋」として創業し、現在は新川から宮良に場所を移しています。新石垣空港から市街地へ行くバス通り沿いにあるので、請福の大きな看板を見たことがある人も多いかと思います。
主要銘柄の直火請福は、島内はもちろん、県外にも多くのファンがいる大変人気の泡盛です。私は島内の居酒屋で直火請福が置いてないお店を見たことがありません。そのくらい石垣島ではメジャーな泡盛です。
直火請福は、先代が開発した独自の直火釜蒸留機による直火釜蒸留法で造られており、お米のやわらかな甘味と直火による香ばしい香りがうまく調和した泡盛になっています。
定番の水割りはもちろん、炭酸で割ってもスッキリといただくことができ、どんな料理にも合うので普段の晩酌にも最適です。
第3位:島うらら25度(八重泉酒造)

八重泉酒造は石垣島の市街地から少し離れた高台にある、島内では請福酒造と並ぶメジャーな泡盛酒造です。泡盛以外にも、ワインやリキュール、酢なども製造し、バラエティ豊かな商品が特徴です。
通常泡盛の原料はタイ米を使用しますが、島うららは石垣島産のお米を原料に作られています。石垣島産のお米を使用した泡盛は、請福の「やいま」もありますが、個人的には島うららの方が好きです。
島うららは甘くフルーティーな香りが印象的で、まろやかな甘さが感じられる泡盛です。アルコール度数も25度と、通常(30度)の泡盛より低めで、華やかな印象の泡盛なので女性にも適しています。飲みやすい泡盛なので、石垣島で泡盛を初めて飲むという方には特におすすめです。
第4位:ビンテージ30度(請福酒造)

請福酒造が誇る「ビンテージ30度」は、100%古酒を使用した贅沢な泡盛です。
強くどっしりとした味わいで、コク深く飲み応えのある泡盛なので、味付けの濃い料理にも負けない存在感があります。ぜひ石垣島に行った際には、現地で味わっていただきたい泡盛です。
箱入りで高級感もあるのでお土産にも最適です。
第5位:八重泉30度(八重泉酒造)

八重泉酒造の看板泡盛でもある八重泉30度です。
こちらも石垣島に伝わる直火式蒸留で造られた泡盛で、地元の人にも大変人気のあるお酒です。
アルコール感がしっかりしていて力強い印象の中にもほのかな甘みが感じられ、後味にやわらかな香ばしさも感じられます。
こちらも飲みやすく普段飲みに最適です。
第6位:IMUGE.(イムゲー)25度(請福酒造)

請福酒造のイムゲーは、正確には泡盛ではないのですが、ぜひ味わっていただきたい一品です。
石垣島の特産品で特に優れたものとして「石垣島認定特産品」にも指定されているお酒です。
焼酎とも違うくくりになるのですが、芋焼酎と黒糖焼酎が合わさったような焼酎をイメージすると分かりやすいかと思います。
ではイムゲーとは実際にどういうお酒なのでしょうか?
【イムゲーとは】
沖縄では、法律で禁止される1898年以前は、個人でも自家製の焼酎を造っていました。当時の主食の芋をメインの原材料とし、より発酵を促すための黒糖を混ぜ、造られていたのが芋酒(イムゲー)でした。
現在沖縄を代表するお酒の泡盛ですが、当時は米を原料とする泡盛は高価な献上品だったため、庶民は手に入りやすい芋や黒糖を使って芋酒を造っていました。
当時の芋酒(イムゲー)を現在によみがえらせたのがIMUGE.(イムゲー)なのです。
イムゲーを造っている酒造は、現在沖縄県内では3酒造あり、石垣島では請福酒造のみになります。
最初の一口目は芋焼酎のような印象を受けますが、あとから黒糖の香りが鼻に抜ける感じです。泡盛よりも甘味が感じられるお酒なので、泡盛を飲み慣れていない人にも飲みやすいのでおすすめです。
第7位:八重泉樽貯蔵(八重泉グリーンボトル)43度(八重泉酒造)

グリーンボトルの愛称で島の人に呼ばれている八重泉酒造の八重泉樽貯蔵は、その名のとおり樫樽で熟成させた泡盛です。ウイスキーより淡い琥珀色をしており、洋酒のような甘い香りが漂います。
アルコール度数も43度と高めなので、普段の晩酌と言うよりはバーなどで少しずつゆっくりと味わいたい泡盛です。
第8位:玉の露30度(玉那覇酒造所)

玉那覇酒造は、明治末期に沖縄本島首里の瑞穂酒造からのれん分けをして石垣島へ移った八重山最古の酒造所です。戦前までは大変繁盛していましたが、戦時中に空爆され全てを焼失してしまいました。現在は、少人数で先代から受け継いだ伝統の技法で泡盛を造り続けています。
唯一の銘柄「玉の露」も「直釜式蒸留」になります。玉の露は香り味ともに存在感があり、昔ながらの泡盛らしい泡盛です。スッキリとした香りと甘味が感じられ、後味に軽く苦味が残り全体的にドライな印象。水割りで飲むのがおすすめ。普段飲みにも向いてます。
第9位:於茂登(おもと)30度(高嶺酒造所)

高嶺酒造所は石垣島に行ったら誰もが行く観光名所の川平湾近くにある酒造所なので、見たことがある人も多いかと思います。1949年の創業以来受け継がれている直火式地釜蒸留での製造過程は、ガラス越しのギャラリーから見学ができます。
島内では酒造名より「於茂登」の銘柄名の方が有名ですよね。
於茂登の味は、若々しく強い香りの中に洋ナシのようなみずみずしい香りも感じられます。口に含むとしっかりしたアルコール感と、弱い甘味と酸味を感じ、あとから香ばしい苦味が鼻に抜けます。力強くしっかりした印象の泡盛なので、辛口のお酒が好きな方におすすめです。普段飲みにもおすすめな泡盛です。
第10位:白百合30度(池原酒造所)

池原酒造所は1951年創業、伝統の手作り製法と直火釜蒸留での泡盛造りを守り続けている酒造所です。石垣市中心街にほど近い住宅街の中にあり、沖縄独特の赤瓦屋根が特徴です。手作りにこだわり、洗米から蒸留まで一貫して手作業で泡盛を造り続けており、銘柄は「白百合」と「赤馬」の2つになります。
池原酒造といえば白百合が有名です。こちらは、香りと味のギャップが大きい泡盛です。
スッキリ爽やかな香りなので、味もそうなのかなと思って飲むと裏切られます。爽やかな香りとは反対に、味は力強く個性的な味がします。全体的にドライな印象ですが、ほのかな甘みと直火蒸留による香ばしさが広がります。
石垣島の泡盛では一番特徴的な味がする泡盛なので、好き嫌いが分かれるかも知れませんね。
石垣島のおすすめ泡盛ランキングまとめ
石垣島の泡盛の最大の魅力は、伝統的な「直火釜蒸留」による、各酒造所の剥き出しの個性にあります。
すっきりフルーティーな銘柄から、ウイスキーのような樽香がするもの、そして唯一無二のクセを持つものまで、小さな島の中にこれほど豊かなグラデーションが存在します。
ぜひ石垣島を訪れた際や、お取り寄せの際には、この記事を参考にあなたにぴったりの一本を見つけてみてくださいね!

