沖縄料理といえば、ゴーヤーチャンプルーなど居酒屋や家庭でもよく食べられる、沖縄では身近な存在ですが、今回は沖縄料理で私が一番好きなお店、富久屋(ふくや)を紹介します。
私は首里に行った時には必ず行ってるお店です。
富久屋は沖縄料理のお店ですが、ひとつひとつの料理が丁寧に作られていて、郷土料理と言った方がしっくりきます。
富久屋は首里城を見たあとのランチにおすすめのお店です。
![首里城無料エリアの見どころ。守礼門から正殿まで](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/05/syurijyo_freearea13_ic-160x160.jpg)
![現在の首里城有料エリアについて](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/05/syurijyo_yuryokuiki_ic-1-160x160.jpg)
目次
富久屋(ふくや)の場所
富久屋は、首里城からも近く首里の閑静な住宅街にあります。
龍潭通りを池端交差点から龍潭池を過ぎたあたり、中城御殿跡の小さな交差点(耳切り坊主のあたり)を左に入って80mほど進んだ右手にあります。
龍潭通りから入る道もお店の駐車場も狭いので、大きな車だと結構大変かと思います。
富久屋(ふくや)の駐車場
![富久屋の駐車場の画像](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_1.jpg)
富久屋の店舗へ行くにはまず駐車場に入るのですが、大きな看板があるわけでもなく、完全に住宅街に馴染んでいるので、駐車場入り口が少し分かりづらいかも知れません。
駐車場はお店の手前にあり、数台停めれるようになっていて、隣のお店(?)と共同で使用しているので、このように富久屋の表示があるところに停めましょう。
富久屋(ふくや)の外観
![富久屋外観の画像](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_2.jpg)
駐車場を通り、その奥に富久屋はあります。
![富久屋入口](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_3.jpg)
お店の周りは様々な植物が植えてあって、緑の中に佇んでいるように見えます。
お店の玄関からして素敵な雰囲気が感じられますね。
富久屋(ふくや)の店内の様子
![富久屋お座敷](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_4.jpg)
店内は昔ながらの沖縄のおうちを少し改装してある感じで、畳がとても落ち着きます。
![ももと](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2022/07/momoto_icon_2.jpg)
おばあちゃんちに遊びに行ったような雰囲気
窓からの景色も南国の植物が植えてあり、ゆったりした気分になります。
![富久屋窓からの景色](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_5.jpg)
席は次のようになります。
■メインの畳間:ちゃぶ台4つ
■半個室の畳間:ちゃぶ台1つ
■板の間:テーブル2つ
畳間は掘りごたつではないので、下に座るのが大変な方はテーブル席がいいですね。
![富久屋テーブル席](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_6.jpg)
以前はランチでも席を予約できたのですが、最近は混んでいるためかランチの予約はできないようです。
人数が多い時やどうしてもテーブル席がいい方は、念のためお店に確認してみるといいかと思います。
富久屋(ふくや)のメニュー
富久屋のランチメニューは次のとおりです。
![富久屋のメニュー](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_7.jpg)
沖縄の行事、旧盆やお正月で食べられることが多い、いなむどぅちや中味汁がありますね。
また、最近では材料の数も減ってしまい、作るのにも手間がかかることから、提供するお店が少ないむじ汁(むじぬ汁)もあります。
そのため、むじぬ汁は富久屋でも限定になっています。
今回は、夫は「むじぬ汁定食」、私は「いなむどぅち定食」にしました。
私は富久屋のいなむどぅちが大好きなので、いつもいなむどぅちを頼みます。
富久屋(ふくや)の料理
今回注文した富久屋の定食を紹介します。
富久屋のいなむどぅち定食
![富久屋のいなむどぅち定食](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_8.jpg)
いなむどぅちとは、旧正月などの行事やお祝いの時に食べられる料理のひとつです。
「いなむどぅち」とは「イノシシもどき」の意味で、元々はイノシシの肉で作っていたのが、手に入りづらくなり、代わりに豚肉を使って作られるようになったため、このような名前になりました。
![富久屋のいなむどぅち](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_9.jpg)
豚の三枚肉をゆでて短冊切りしたものの他に、しいたけ、かまぼこ、こんにゃく、たけのこが入っており、甘い味噌仕立ての味付けです。
隠し味に入っているピーナッツバターがコクを出していて、具沢山でとろりとしていてこれだけでも結構お腹いっぱいになります。
![ももと](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2022/07/momoto_icon_2.jpg)
ももとは富久屋のいなむどぅちが世界一美味しいと思ってるよ
そして、メイン以外の小鉢で人気なのが、こちらのどぅる天。
![富久屋のどぅる天](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_10.jpg)
どぅる天は、分かりやすく言うと田芋のコロッケのようなものです。
沖縄には「どぅるわかしー」という田芋を使った琉球料理があり、栗きんとんなどのようにペースト状にした田芋の中に、刻んだ豚肉やかまぼこなどが入っています。
そのどぅるわかしーを形作って油で揚げたものがどぅる天になります。
富久屋のどぅる天は、外はカリッと中はもっちりで、ほのかな甘みと塩加減が絶妙な美味しさなのです。
他の小鉢には、じーまみ豆腐(ピーナッツ豆腐)、かんぴょうイリチ―(かんぴょうの炒め煮)、酢の物などありますが、どれも丁寧に作らてれいるのが感じられとても美味しかったです。
![富久屋のじーまみ豆腐](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_11.jpg)
![ももと](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2022/07/momoto_icon_2.jpg)
じーまみ豆腐は観光客にも人気だね
富久屋のむじぬ汁定食
![富久屋のむじぬ汁定食](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_12.jpg)
むじ汁も沖縄の郷土料理で、「むじ」とは田芋の茎のことです。
田芋の茎はアクが強く、素手で触ると痒くなります。
そんな田芋の茎を食べれるようにするため、スジを取り下茹でをしたりと、結構手間がかかるのです。
そして現在このむじの数が減っていて、なかなか手に入らなくなっており、富久屋でも限定販売になっていますが、今回は開店と同時に行ったので、いただくことができました。
![富久屋のむじぬ汁定食](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2023/06/okinawa_fukuya_13.jpg)
むじ汁はカツオベースのお出汁と味噌で味付けしてあり、いなむどぅちよりはあっさりしていて、むじの他に豚の三枚肉、島豆腐、田芋も入っています。
小鉢は、いなむどぅち定食と同じものになります。
![ももと](https://www.momotolife.com/wp-content/uploads/2022/07/momoto_icon_2.jpg)
今回も美味しくいただきました
富久屋(ふくや)詳細情報
■住所:沖縄県那覇市首里当蔵町1丁目-14
■電話:098-884-4201
■営業時間:11:30〜14:30
■定休日:月・火
■駐車場:あり
まとめ
富久屋の料理は、どれも美味しくて食べたら健康になれそうなものばかりです。
首里城近くの観光地に有りながら、実は地元の人も多いお店です。
いつ行っても地元のお客さんが必ずいるし、予約されたオードブルが準備してあるのも目に入ります。
創業30年以上、地元の方にも愛され続けている富久屋。
ぜひ一度、富久屋の沖縄料理を食べてみてくださいね。
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