
ちんすこうっていろんなメーカーのものがあるけど、美味しいおすすめのちんすこうってある?
今回は沖縄でおすすめの美味しいちんすこうのメーカーを紹介します。
沖縄土産の定番ちんすこうは、国際通りのお土産屋さんでも必ず置いてありますよね。
でも、ちんすこうって様々なメーカーのものがたくさんあり過ぎて、正直どれが美味しくておすすめなのか分からないと思いませんか?いざお土産として購入しようと思っても、あまりの種類の多さに、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
安くて大量に入ってるものもあれば、ちんすこう専門の店舗を構えて高級お菓子のように売っているところもあります。
そこで今回は、数あるちんすこうメーカーの中から、特におすすめの5社を厳選してご紹介します!老舗の有名店からリーズナブルながらも美味しいメーカーまで、バラエティ豊かなラインナップでお届け。
様々なメーカーのちんすこうを食べてきた筆者が、本当に美味しいと思ったおすすめのものを5種類に厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 美味しいちんすこうメーカー5選
- 高級ちんすこうやリーズナブルなちんすこう
- ちんすこうの歴史と名前の由来

この記事は沖縄移住生活13年、沖縄への旅行回数30回以上のももとが書いています。


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目次
厳選!本当においしいちんすこうメーカー5選

実際に筆者が食べてみて、美味しくてお土産にも最適なメーカーのちんすこうを5つ紹介します。
- くがにちんすこう
- 新垣ちんすこう
- 35コーヒーちんすこう
- 雪塩ちんすこう
- ちんすこうショコラ
香川県産高級小麦粉使用「くがにちんすこう」

くがにちんすこうは、那覇のお菓子メーカー「琉球銘菓くがにやあ」の商品で、全国菓子大博覧会で金賞を受賞、沖縄県の推奨優良県産品にも推奨されているちんすこうです。
丸い形が一般的なちんすこうと違うのが特徴で、香川県讃岐の高級小麦粉などを原料に、保存料や着色料を使わずに作られています。
またパッケージの華やかな紅型柄も沖縄らしく、お土産にも最適なちんすこうです。

私がくがにちんすこうを初めて食べたのは、沖縄の産業まつりで試食でいただいた時でした。
その時の衝撃と言うか、今まで食べてきたちんすこうと違っていたのでよく覚えています。素朴な味わいで甘さ控えめなのに美味しい。
その時お店の人に「今まで食べたちんすこうの中で一番美味しいです」と、言ってしまいました。
一般的なちんすこうを想像してると、いい意味で裏切られます。
ちんすこうと言えばこれ!歴史のある「新垣ちんすこう」

新垣ちんすこうは、沖縄で一番有名なちんすこうメーカーではないでしょうか?歴史もあり、国際通りにも立派なお店もあるちょっと高級なちんすこうですよね。
包装紙にも包まれているので、人にあげるお土産にも最適です。
もちろん味も美味しく、しっかりした甘味で歯ざわりも良くバランスの取れたちんすこうです。

そして、歴史もあると言いましたが、後ほど「ちんすこうの歴史」で紹介しますが、王府の包丁人というのは、この新垣ちんすこうのご先祖なんですよ。
琉球王国時代から脈々と受け継がれている由緒正しいちんすこうです。
甘すぎないコーヒー味がクセになる「35ちんすこう(サンゴちんすこう)」

沖縄でよく35と書かれたコーヒーを見かけませんか?
これは売り上げの一部がサンゴの保全に寄付されるコーヒーなのですが、その35コーヒーのちんすこう版です。
もちろん35ちんすこうでも売上の一部がサンゴの保全活動に寄付されますよ。
35コーヒーと言うことだけあってコーヒー味のちんすこうなのですが、ただ単にコーヒーの味や香りがついているだけではなくて、35コーヒー豆の粉がちゃんと入ってるんです。
ちんすこうを食べ終わったあとに、口の中にコーヒーの粉が少し残るので、これが苦手な人もいるかも知れませんが、私はこれが香ばしいアクセントになって美味しく思えます。

そして美味しさの秘密がもうひとつ、実はこれ先に紹介した美味しいちんすこうメーカーの新垣ちんすこうで作ってるんですよ。なので味はたしかです!
プレーンのちんすこうは買ったり食べたことあるけど他の味も試してみたい時や、甘すぎないちんすこうを食べてみたい方には35ちんすこうがオススメです。
ギネス認定された雪塩使用「雪塩ちんすこう」

現在様々な塩ちんすこうが販売されていますが、中でも塩ちんすこうブームを巻き起こしたのが、この雪塩ちんすこうではないでしょうか。
雪塩ちんすこうは、モンドセレクション3年連続「金賞」を受賞し、さらに「国際最高品質賞」も受賞している世界が認めたお菓子なのです。
雪塩とは宮古島で作られているパウダー状の塩で、ミネラル成分の多さがギネス認定されれおり、雪塩自体もお土産で人気があります。その雪塩が入ったちんすこうが雪塩ちんすこうです。

雪塩ちんすこうは、ちんすこうの甘みの中に雪塩の塩味がほのかに感じられ、他のちんすこうよりは若干しっとりしています。
お値段もリーズナブルでたくさん入っているので、職場などへのお土産にも人気のちんすこうです。
様々な味が楽しめる「ちんすこうショコラ」

ちんすこうショコラは、沖縄の老舗お菓子メーカー「ファッションキャンディ」で作られているちんすこうです。
ちんすこうショコラシリーズは、定番のミルクやダーク、季節によってはイチゴや抹茶味など様々な味のチョコレートがコーティングしてあります。
チョコレートは様々な味があるので、いろいろな種類を楽しめるのも飽きが来ないのがいいところ。
チョコレートがコーティングしてある分、水分のすくないちんすこうでも他のちんすこうより飲み込みやすく感じます。
ミルクやイチゴ味は甘めになっているので、お子さんも食べやすいちんすこうですよ。

そして、ちんすこうショコラの美味しさのポイントは、中の空洞にあるそうです。この空洞が軽くサクサクとした歯ごたえを生み出しているんですね。
チョコレートの種類によっては、甘さが強いのでコーヒーのお供に最適です。
美味しいちんすこうメーカー|歴史を深掘り

ちんすこうの美味しいメーカーは、おわかりいただけたかと思いますが、ちんすこうの歴史や名前の由来について解説します。
- ちんすこうが人気の理由
- ちんすこうの名前の由来・漢字
- ちんすこうの歴史
- ちんすこうの形はなぜギザギザか
沖縄のちんすこうが人気の理由
ちんすこうが人気な理由は、独特のサクサクとした食感と、ラードを使うことによる素朴で優しい甘さにあります。
その歴史は古く、琉球王朝時代から王族や貴族の間で親しまれてきた伝統菓子です。現在沖縄では、様々なメーカーからちんすこうが販売されています。
近年では、プレーン味に加え、紅芋や黒糖、チョコレートなど、さまざまなフレーバーが楽しめます。また、個包装で日持ちがするため、職場や学校へのお土産として配りやすいことも人気の理由です。
沖縄を訪れた際には、ぜひ本場のちんすこうを味わってみてください。お土産にもおすすめです。
ちんすこうの名前の由来・漢字
ちんすこうは、漢字で書くと「金楚糕」と書きます。
この漢字の意味は、金(ちん・金色に輝く)楚糕(すこう・お菓子)です。琉球王国時代では高級品だったということもあり、「金色に輝くようなお菓子」という表現になったのでしょうね。
また、ちんすこうの「ちん」には「珍」の意味もあるという説もあります。
いずれにしても、当時は庶民は食べられない珍しい高級なお菓子ということだったんですね。
ちんすこうの歴史

ちんすこうの歴史は古く、琉球王国時代から沖縄で作られている伝統のある琉球菓子で、昔は王国内の身分の高い人しか食べられない高級菓子でした。
ちんすこうの起源には諸説あります。「ポルトガルの焼き菓子が伝わった」や、「中国のカステラのような蒸し菓子が、沖縄で焼き菓子に変化した」などと言われています。
かつて琉球王府には「包丁人」と呼ばれる王府直属の料理人がおり、その包丁人が中国と日本の菓子から学び、琉球独自の菓子としてちんすこうを作り上げました。
ちんすこうは、王族内の祝い事、中国の冊封使や薩摩の役人などをもてなす時に食べられていたそうです。
廃藩置県により琉球王国が消滅すると、包丁人たちは仕事を失い城を下ります。ちんすこうの味を一族で伝え、のちに菓子店を開き、これによりちんすこうが庶民にも広がって行きました。
ちんすこうの形はなぜギザギザなの?

戦前のちんすこうは、丸い菊型をしていましたが、ポロポロと崩れ食べにくい欠点がありました。
現在のちんすこうのギザギザの形は、戦後に米軍基地で使われていたクッキーの型を再利用したことがきっかけで定着したと言われています。
この形は大量生産にも適していたため、沖縄のお土産として広まっていく中で、定番の形になっていきました。

那覇の市場通りの松原屋製菓で菊型のちんすこうを見たことあるよ
美味しいちんすこうメーカーまとめ
ちんすこうは沖縄に住んでいる時によくいただくことが多かったのですが、自分も好きなのでよく買って食べていました。
様々なメーカーのちんすこうを食べてきた結果、美味しくてお土産としてあげても喜ばれると思ったちんすこうが以上の5つになります。
ちんすこうって安くて大量に入っててばら撒き用のお菓子のイメージが強いですが、琉球王国時代から食べられてきた歴史のある沖縄のお菓子と思うと、また違った味わいになると思います。
ぜひお土産だけでなく、ご自分でも食べてみてくださいね。