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トゥンジージューシーを味わう!沖縄の冬至って何をする日?

沖縄の冬至

本土ではカボチャやゆず湯が定番の冬至。でも、ここ沖縄ではちょっと違う過ごし方をします。沖縄で冬至は「トゥンジー」と呼ばれ、昔からある特別な習慣があるんです。

それは、豚肉や田芋(ターンム)などの具材をたっぷり入れて炊き込んだ、「トゥンジージューシー」を食べるというもの。

「ジューシー」とは沖縄風の炊き込みご飯のことで、このトゥンジージューシーを神様にお供えし、家族みんなの健康を願う大切な行事でもあります。

今回は、沖縄の冬至の習慣やトゥンジージューシーの魅力について、詳しくご紹介していきます。冬の沖縄に旅行で来られる方も、ぜひ現地のスーパーやお店をのぞいてみてくださいね!

この記事でわかること
  • 冬至の日程
  • 全国と沖縄の冬至の違い
  • 沖縄の冬至について
  • ジューシーの種類について
  • ヒヌカンについて
ももと
ももと

この記事は沖縄生活13年、沖縄では歴史サークルに所属していたももとが書いています。

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トゥンジージューシーを食べる沖縄の冬至の特徴

沖縄のトゥンジージューシー

まず最初に沖縄の冬至(トゥンジー)と全国の冬至の違いを紹介します。

2025年の沖縄の冬至はいつ?

今年の沖縄の冬至、トゥンジージューシーの日は、

2025年12月22日(月)になります。

旧暦で行事が行われることの多い沖縄ですが、冬至は旧暦ではなく二十四節気で行われ全国と同じ日になります。

全国の一般的な冬至とは

冬至は、一年で最も昼の時間が短くなる日として知られています。昔から、この日を境に再び太陽の力が強くなっていくと考えられてきました。

日本では、冬至にかぼちゃを食べて栄養をつけたり、体を温めるゆず湯に入ったりする習慣があります。これらは「風邪をひかずに寒い冬を乗り切る」ための知恵として、古くから伝えられてきたものです。

また、冬至は二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ。一年を24等分して季節を表す大切な節目でもあります。

沖縄の冬至はトゥンジージューシーを食べる

沖縄の炊き込みごはんジューシー
ジューシー(炊き込みごはん)

一方、沖縄の冬至も意味合いは全国と同じく、健康祈願や日が長くなっていく節目の日(陽へ転じる日)となっています。

全国版の冬至との違いは、なんと言っても料理と慣習ですね。

先程も書きましたが、内地ではかぼちゃを食べてゆず湯に入る日ですが、沖縄ではジューシー(炊き込みごはん)を作り、ヒヌカン(火の神)仏壇にお供えして食べるのです。

そして、冬至の日に食べるジューシーをトゥンジージューシー(冬至雑炊)と言います。

最近では沖縄でもゆず湯に入ると言う人もいますが、そもそも沖縄では湯船に浸かる習慣がなくシャワーで済ませる人が多いので、内地と比べるとゆず湯に入る人は少ないです。

沖縄のヒヌカンとは

沖縄の火の神様ヒヌカン
ヒヌカン(火の神様)

ヒヌカンは沖縄の家庭で台所に祀られている火の神様のことです。 沖縄の多くの住宅では、キッチンの一角にヒヌカンを置くための専用スペースが設けられています。

本土の神棚と似ていますが、ヒヌカンは沖縄の人々の生活に深く根ざしています。家族の健康や安全を祈る場であり、毎日の挨拶やお供えはもちろん、子どもの成長や新しい家族が増えたときなど、人生の節目に報告をする大切な存在です。

沖縄の暮らしと深く結びついた、特別な信仰と言えるでしょう。

沖縄のジューシーの種類|ボロボロジューシーとクファジューシー

沖縄では冬至にトゥンジージューシーを作りますが、実はジューシーには2種類あります。炊き込みごはんのようなジューシーと、雑炊タイプのジューシーボロボロジューシーとも言います)です

冬至に食べられるジューシーは、最近は炊き込みご飯タイプのジューシーの方が多い印象です。

「ボロボロ」は柔らかい、「クファ」は硬いと言う意味になります。

ボロボロジューシー(雑炊タイプ)

沖縄の雑炊ボロボロジューシー
ボロボロジューシー(雑炊)

ボロボロジューシーとは水分が多く、雑炊やおじやのようなものになります

昔、冬至では雑炊タイプのジューシーに田芋(ターンム)を入れて作っていたそうです。

ターンム(田芋)
ターンム(田芋)

田芋はサトイモを大きくしたような芋で、沖縄では子孫繁栄の意味があり縁起のいい食べ物なのです。

現在の冬至のトゥンジージューシーは、炊き込みごはんタイプが増えてきているので、田芋はジューシーとは別で料理する場合もあるようです。

また、炊き込みごはんタイプに田芋を入れて作ったりなんてのもあるようですよ。

クファジューシー(炊き込みご飯タイプ)

沖縄の炊き込みごはんジューシー
ジューシー(炊き込みごはん)

クファジューシーは、炊き込みご飯タイプになります。

最近の沖縄では「ジューシー」と言えばこちらのタイプを指すことが多く、あえて「クファ」と付けて言うこともほとんどありません。

ちなみに旧盆初日のウンケー(お迎え)に作るウンケージューシーは、こちらのクファジューシーになります。

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現在は簡単にジューシーが作れる「ジューシーの素」が浸透しているので、冬至でも炊き込みごはんタイプが増えているのかもしれませんね。

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トゥンジージューシーを食べる沖縄の冬至まとめ

沖縄のスーパーや市場に行くと、時期によって行事にちなんだ食べ物が売っていたりしますよね。

冬至が近くなると、トゥンジージューシーがあちらこちらで売られているので、食べ比べるのも楽しいかもしれませんね。

今は簡単なジューシーの素もあるので、移住者の方でも沖縄風の冬至の過ごし方をしてみてはどうでしょうか?

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