
今度結婚式に呼ばれたけど、沖縄の結婚式って風習とか違うの?何か気をつけることある?
沖縄での結婚式を検討中の方、あるいは参列予定のある方は、期待と同時に「沖縄の結婚式の特徴は何だろう?本土と何が違うんだろう?」という疑問をお持ちではないでしょうか。
結婚式といえば、厳かな雰囲気の中で行われるのが一般的ですよね。でも、沖縄の結婚式は本土の結婚式とは一味も二味も違います。必ず披露される琉球舞踊、招待客全員で踊るカチャーシーなど、本土ではあまり見られない独特な風習の数々。
「参列する予定があるけど、どんな服装で行けばいいの?」「ご祝儀の相場は?」「独特な風習って何?」など、この記事を読めば、そんな疑問がすべて解決するはずです!ぜひ最後まで読んで、沖縄の結婚式が持つ唯一無二の魅力を感じてみてください。
- 沖縄の結婚式の服装について
- 沖縄の結婚式の招待状について
- 沖縄の結婚式のご祝儀について
- 沖縄と全国の結婚式の違いについて

この記事は沖縄移住生活13年、沖縄の結婚式に11回出席したももとが書いてるよ
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目次
沖縄の結婚式、そのユニークな特徴と魅力

- 沖縄の結婚式のドレスコード
- 招待者の人数が多い
- 乾杯前にみんな飲んでいる
- 料理は円卓で大皿料理
- 司会者は沖縄の芸能人が多い
- 余興合戦
服装はかりゆしウェア?沖縄の結婚式のドレスコード

結論から言うと、沖縄の結婚式では、かりゆしウェアは正装として認められています。
特に男性ゲストの場合、若い人はスーツ、年配の人はスーツの代わりにかりゆしウェアで参列する人が多い印象です。
しかし、女性ゲストの場合は少し事情が異なります。女性のかりゆしウェアも販売されていますが、結婚式で着用している方はほとんど見かけません。多くの女性は、本土の結婚式と同様に華やかなドレスやワンピースを着ています。
例外として、リゾートホテルでの結婚式では、女性もかりゆしウェアのワンピースを着用しているケースが見られます。ビーチサイドや開放的な会場に合わせたスタイルとして、リゾートウェディングならではのおしゃれを楽しんでいるようです。

沖縄の結婚式は招待者の人数が多い
沖縄の結婚式の特徴でよく驚かれるのが、招待客の多さです。
本土では親族やごく親しい友人を招くことが多いですが、沖縄では新郎新婦の親の職場関係や知人など、数百人規模の披露宴が一般的です。
新郎のお父さんのカラオケ仲間が来たり、新郎新婦自身も知らない人が参列している、という話は決して珍しくありません。地域の人々や家族、親戚全員で新しい門出を祝うという、沖縄ならではの温かい文化が背景にあります。

ももとも会ったことない友達のお兄さんの結婚式に出たことあるよ
乾杯前にみんな飲んでいる
妹の結婚式。
— イトカズユウタ (@itokazu0723) April 14, 2019
オリオンビールの祝瓶 pic.twitter.com/JIy9JUVZ1V
沖縄の結婚式の特徴として、乾杯前でもお酒や飲み物が提供される点が挙げられます。本土の結婚式では乾杯の挨拶まで飲み物を控えるのが一般的ですが、沖縄では着席すると同時に飲み物が次々と運ばれてきます。
そのため、乾杯の挨拶を迎える頃には、すでに良い気分になっているゲストも少なくありません。これは、大人数に対応するために、早めに飲み物を提供してゲストをもてなすという沖縄ならではのスタイルと言えるでしょう。
また、沖縄の結婚式では、お祝い用の特別なデザインが施された「オリオンビール」が用意されていることも多く、これもまた沖縄らしいユニークな点です。
料理は円卓で大皿料理
沖縄の披露宴の特徴で本土と異なる点が、食事のスタイルです。本土では一人ひとりに提供されるコース料理が主流ですが、沖縄では円卓に大皿料理が並ぶスタイルが一般的です。中華料理店でおなじみの大皿を回しながら、みんなで料理をシェアするスタイルが定番なのです。
また、披露宴のプログラムや二次会の案内も少し違います。本土のようにゲスト一人ひとりに配られるのではなく、各テーブルに数枚まとめて置かれていることが多いです。これも、大人数でアットホームな雰囲気を大切にする沖縄ならではの習慣と言えるでしょう。
披露宴の司会には沖縄の芸能人が多い
夜も披露宴司会!
— 仲座先輩ですっ! (@nakazasenpai) October 29, 2023
写真を撮る際、不覚にも護得久先生に笑わされてしまった事以外は順調な披露宴司会! pic.twitter.com/yUhMmqRHsT
沖縄の結婚式の特徴として、テレビや舞台で活躍している地元出身の芸能人が司会を務めることが多いです。アナウンサーや芸人が司会をすることも珍しくなく、普段から見慣れている有名人が目の前にいることに驚くゲストも多いでしょう。
本土と比べて、沖縄の芸能人はより身近な存在に感じられるため、披露宴がさらに華やかでアットホームな雰囲気に包まれます。これも、沖縄の結婚式ならではの魅力と言えるでしょう。

ももとの好きな護得久先生も司会で引っ張りだこだよ。
沖縄の結婚式は余興合戦
余興は、沖縄の結婚式の一番の特徴ではないでしょうか。
全国的な披露宴だと、新郎新婦それぞれの友人などが1組ずつ披露することが多いですが、沖縄では通常、新郎側3組、新婦側3組、計6組もの余興が繰り広げられます。一般的に、「親族・職場・友人」から1組づつ披露されます。
余興の種類は、ダンスや音楽だったり、最近では事前にビデオ動画を作ってきたりと様々です。
そして、なぜか余興を披露する側には「新郎側vs新婦側」のような空気が生まれ、「新郎側には負けられない!」みたいな対抗心が感じられるんです。私も出席した結婚式11回中9回は余興に参加しましたが、余興をする側は、何日も前から友人などと集まり練習をするので、やっぱり他のチームに負けたくないって思うんですよね。
徹底解説!沖縄の結婚式に伝わる独特な風習

- 沖縄の結婚式の招待状
- 沖縄の結婚式のご祝儀
- 披露宴の席次
- かぎやで風
- 記念品贈呈の時間
- エイサーとカチャーシー
- 花道で見送り
沖縄の結婚式(披露宴)の招待状
沖縄の結婚式では、招待状は手渡しでもらうのが一般的です。遠方のゲストには郵送されますが、近くに住んでいる場合は直接手渡されます。
驚くことに、沖縄の招待状には返信用のハガキが入っていないことがほとんどです。これは「招待状を受け取った=出席」と見なされるため。数百人規模の披露宴では、返信ハガキでの出欠確認はしないのが通例です。
もし都合が悪くて欠席する場合は、新郎新婦に直接連絡しましょう。返信ハガキが入っていなくても、決して入れ忘れではありませんのでご安心ください。
相場は?沖縄の結婚式の「ご祝儀」事情

「沖縄の結婚式のご祝儀は本土より少ない」と耳にしたことがあるかもしれません。実際、沖縄では新郎新婦との関係性にもよりますが、1万円〜3万円が相場です。
特に、数百人規模で円卓の大皿料理が提供されるような、昔ながらの披露宴であれば、1万円でも問題ないとされています。
しかし、近年ではさまざまなスタイルの結婚式が増えています。少人数制でコース料理を提供する披露宴や、コロナ禍で大皿料理を避ける傾向も見られます。
もし可能であれば、事前にどのような形式の結婚式なのかを確認しておくと安心です。また、職場の同僚など、一緒に出席する人がいる場合は、事前にご祝儀の金額を合わせておくのがおすすめです。
席次は両親が上座
沖縄の結婚式では、親族の席次が本土とは大きく異なります。本土の披露宴では、新郎新婦から離れた末席に座ることが多い親族ですが、沖縄では新郎新婦の目の前、つまり一番近い席に座るのが一般的です。
さらに、両家の両親が同じテーブルを囲むことも珍しくありません。これは、披露宴を通して両家の親睦を深めてもらいたいという想いが込められているからかもしれません。
本土と違う席次からも、沖縄ならではの文化や風習が感じられますね。
【沖縄の結婚式の席順】
(上座)両親 → 主賓 → 親族 → 職場 → 友人(下座)
沖縄の結婚式は「かぎやで風」で始まる
沖縄では、結婚式に限らず、おめでたい宴席の始まりには必ずといっていいほど「かぎやで風」が披露されます。これは、乾杯の挨拶の後に演じられることが多く、琉球舞踊の中でも特にお祝いの席で踊られる定番の演目です。
新郎新婦の親族など、身内に踊れる方がいる場合は、その方が舞を披露するのが一般的です。
宴の始まりを華やかに彩り、これから人生がより良い方向へ発展していくことを願う未来への期待が込められた、沖縄ならではの美しい風習と言えるでしょう。
披露宴中に記念品を渡す時間がある
沖縄の結婚式では、披露宴のプログラムに「記念品贈呈」の時間が設けられていることが多いです。これは、新郎新婦の友人や職場の同僚など、特定のグループから記念品を贈るための時間です。
例えば「同期一同」として、代表者が新郎新婦の席まで行き、直接プレゼントを手渡します。このとき、披露宴に参加していないメンバーからの分も含まれていることがあり、まさに皆でお祝いする沖縄らしい光景と言えるでしょう。
現金や電化製品など、記念品の中身はさまざまです。新郎新婦への祝福の気持ちを形にする、温かい風習の一つです。
エイサーで盛り上げカチャーシーで余興を締める
沖縄の結婚式の風習として、余興の最後はエイサーからのカチャーシーです。
カチャーシーは、結婚式に限らず、民謡ライブの席でも踊られることがあるので、三線(沖縄の三味線)の曲に合わせて、みんなで楽しそうに踊っている姿を、テレビで見たことはありませんか?
沖縄の結婚式の余興の最後は、エイサーで会場を盛り上げ、最後は新郎新婦だけでなく、ゲストも舞台に上がり、みんなでカチャーシーを踊って締めます。
最後は花道(人間アーチ)でお見送り
退場の時の人間アーチって沖縄県だけ??? pic.twitter.com/gCXd2lVCBy
— くぼたまいじゅん@AWSをもっと頑張るマン (@maijun2) January 19, 2019
沖縄の結婚式の最後は、新郎新婦が退場する際、ゲスト全員が腕を上げてアーチを作り、その下をくぐってお見送りします。このアーチは、沖縄で「花道」と呼ばれており、祝福の気持ちを込めて作られます。
新郎新婦だけでなく、両家の両親も花道を通り、ゲストからの温かい拍手と笑顔に包まれて退場します。全員で新しい門出を祝う、感動的で心温まる沖縄ならではの風習です。
沖縄の結婚式の特徴と風習まとめ
以上、私が実際に沖縄の結婚式に参列して感じた、本土との違いをまとめてみました。本土ではなかなか見られない琉装姿の新郎新婦や、ゲスト全員で盛り上がるカチャーシーなど、驚きと感動の連続でした。
沖縄の結婚式は、厳粛な雰囲気よりも、みんなで心から楽しむことを大切にしています。もし沖縄の結婚式に参列する機会があれば、ぜひ沖縄ならではのユニークな風習を体験してみてください。きっと忘れられない思い出になりますよ。
