こんにちは~、ももとです。
前回、沖縄の冬至について紹介しましたが、沖縄にはもうひとつ冬の行事があるんですよ。

それが、2024年は1月18日(旧暦12/8)のムーチーの日です。
たぶんこちらの方が沖縄ではメジャーな行事ですよね。
今回はこのムーチーの日について紹介しますね。
・沖縄移住を考えている人
・沖縄移住したばかりの人
・沖縄に興味がある人
沖縄のムーチー(鬼餅)の日って何??

ムーチーとは、月桃やクバの葉に包まれ、蒸して作ったお餅のことで、漢字にすると「鬼餅」と書きます。
ムーチーは旧暦の12月8日に行われ、健康祈願や厄払いの意味がある行事です。

今年は1/10と12/30の2回あるね
作ったムーチー(買うこともある)は、ヒヌカン(火の神)と仏壇に供えます。
また、子どもが生まれて初めて迎えるムーチーの日を「ハチムーチー(初ムーチー)」と言って、赤ちゃんのいる家では大量のムーチーを作り、近所にムーチー(鬼餅)を配ります。

沖縄ではとてもポピュラーな行事なので、沖縄の方なら一度は幼稚園や小学校などでムーチー作り体験をしたことがあるのではないでしょうか。
ムーチー(鬼餅)伝説がある
なぜムーチーを鬼餅と書くのでしょう?

それには鬼が関係しているよ
ムーチーには、沖縄で広く言い伝えられている民話があります。
【ムーチー昔話】
昔、首里の金城町に両親を亡くした兄妹が住んでいました。
ある時、兄は鬼になってしまい、家畜や子どもを襲うようになってしまいました。
そこで妹は、鬼を退治するために、兄の好きな餅の中に鉄を入れて、月桃の葉で包んだものを食べさせたそうです。
何も知らずに餅を食べた鬼は、体が鉄で重くなり、動きが鈍くなった隙に、妹は鬼になった兄を崖から突き落として退治しました。
この鬼退治が行われたのが旧暦の12月8日だったということから、鬼退治のために作られた餅のことを「鬼餅(ムーチー)」といい、旧暦の12月8日に食べるようになったそうです。
この伝説は、那覇市の首里金城町にある内金城の御嶽(うちかなぐすくのうたき)に残っています。
パワースポットで有名な首里金城町の大アカギと同じ場所にあるので、機会があったらぜひ行ってみてくださいね。
鬼退治の話は、日本にも節分の日にありますよね。
ムーチーの日は、節分と似ているかもしれませんね。
ムーチーの作り方

私はムーチーは体験で作りましたよ。
沖縄では一人暮らしが長かったし、ムーチーの日になると周りの人からムーチーを頂くので、家で作ることはありませんでした(^^;
基本、買うかもらうかでしたが、スーパーなどで売っているものは甘さが強いので、手作りの頂き物の方が好きでしたね。
月桃の香りのモチモチのムーチーを食べると、とても幸せな気分になりました(*´▽`*)

ももとはムーチー大好き!一年中食べたい
作り方は、こちらのサンエーの動画が分かりやすいですよ。
・ムーチーミックス:1袋(500g)
・水:200~240㏄
・サンニン(月桃)の葉:10枚くらい
・サラダ油、ムーチーを縛るビニール紐
ムーチーの日のまとめ
私は沖縄で寒くなると「ムーチーの日はいつだっけ?」と思い出します。
沖縄では、ムーチーの頃に寒くなることを「ムーチービーサ」と言います。
なので、今年は年末あたりにまた寒くなるかもしれませんね。

ムーチーの日にムーチーを食べて、寒さに負けずに一年の無病息災を祈願しましょう(^^♪
移住者の方やムーチーを作るのが大変な方も、ムーチーの日が近づいたらスーパーや市場などで大量に売られるので、ぜひ食べてみてくださいね♪
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